春のお彼岸

明日、3月20日(木祝)午前10時より西光寺本堂にて春のお彼岸のお参りをおつとめします。
そもそもお彼岸ってなに?という方もたくさんいらっしゃるかもしれません。わたしは昔、『かれのきし』とそのまま読んでいました。
寺の子なのに、よくわかっていませんでした(笑)彼氏と彼女の話しなのかなとか、深く考えずに過ごしておりました。
しかし、『かれしのきし』ではなく『かのきし』、つまりあちらの岸のことだと知り、なるほどと思いました。
『母さんに会いたかったら、西の方を向いて手を合わせておくれよ』と、息子に伝えたお母さんの話しを聞いたことがあります。
先立たれた大切な方は、西の方、つまり、お経に説かれてある『西方極楽浄土』に参ってほとけさまになられた。そんな先人たちの智慧と味わい
が、こうした『お彼岸』という仏教行事となって継承されており、今でもお盆と同じく、お墓まいりやお寺まいりを大切にされている方がたくさんいらっしゃいます。おひさまはきょうも東から昇り、西に沈む。希望と感謝。それを忘れずに、手をあわせていきたいと思う、わたしでございます。
 さて、今回のお彼岸法要、お坊さんのお話しは、『安平町 安立寺』のご住職にお願いをしております。とっても楽しみです。みなさん、是非お参りください。※上記の御案内に曜日の誤りがあります。正しくは3月20日(木)です。よろしくお願いいたします。